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山へ木を見に行くバスツアー2013開催しました。

山へ木を見に行くバスツアー2013 11月30日(土)、おおさか木の家つくり隊主催「山へ木を見に行バスツアー」行いました。
お天気も良く、11月下旬でしたが比較的暖かいのがなによりでした。
参加者は子どもさん3名を含めて20名でした。
大阪の木を知ってもらおうと、河内長野の大阪府森林組合に出かけました。大阪府森林組合も「おおさか木の家つくり隊」メンバーです。

山へ木を見に行くバスツアー2013 まず、原木市場で丸太を見てもらいした。ちょうど市の後だったので丸太の数は多くはありませんでしたが、大阪にもこういところがあることを見ていただきました。
原木市は月に2回開催されます。組合担当者の方の説明をみんな熱心に聞いておられました。

山へ木を見に行くバスツアー2013 次に、今回のメインイベント木の伐採シーンを見るべく林道へ入り、少し山登りをしていただきました。
ここは大阪府森林組合副長の奥野さんの所有される山です。奥野さんの木に対する熱い話を聴きながら山道を歩きました。

伐採現場へ到着し、70年生の桧の木を伐採していただきました。
テレビなどでは見られた方もあるかしませんが、生で見学する機会はなかなかないと思います。
昔はすべて手作業でしたが、今は省力化を図るために機械で行います。ロープを木と機会に結わえ、山の上方斜面へ木を倒します。こうすることで万一の事故が極力避けられるように工夫をされています。
また、コストをできるだけ抑えるために林道を設けて伐採作業と搬出をしやすいようにされています。

山へ木を見に行くバスツアー2013 作業員の方の動きや奥野さん熱心なご説明に、参加された方は感動を覚えられたようでした。スタッフも同じ思いを抱きました。

山へ木を見に行くバスツアー2013 その後、バスが待機している「行者の水」という湧水が出る施設でトイレ休憩や現地の特産品のお土産を買われていました。おなかもすいた時分だったので、多くの方がこんにゃくのおでんを頬張っておられました。

山へ木を見に行くバスツアー2013 最後の目的地である大阪府森林組合経営の製材所「ウッドベースかわちながの」に到着しました。
ぽかぽかと日当たりが良いので、多く方が外で各自持参のお弁当を食べました。
奥野さんの奥様が作っていただいた豚汁でより暖かさが増し、空腹を和らげました。
外で食べる食事はおいしかったです。当初は林道の少し広くなった場所で昼食という計画でしたが、寒さが勝ってしまいそうなので変更したのが良かったとおもいます。

山へ木を見に行くバスツアー2013 休憩後、先ほど切り取った木を製材するシーンを見学しました。
柱用角材に製材し、残りを板にします。木は節の出ないほうが高く売買されるで、若木の内から枝打ちなどをして手入れをします。奥野さんは熱心に育てておられるので、今回の木も思惑通り無節で製材できました。

山へ木を見に行くバスツアー2013 次に 製材した木の強度を測る機械にかけます。 強度はヤング係数という値で表します。値が高いほど強い材です。
全国平均では杉の場合、ヤング係数が約50〜70、桧の場合で約90です。大阪の木の場合、杉の平均値は70〜90、桧で110〜130というところです。
大阪の木の特徴は 見た目の美しさもありますが、強さにも優れた点があります。これは育つ環境に大きな要因があります。
大阪の山は他地域と比べて低いですが、比較的険しい山が多いのです。また、適度に寒暖の差があります。そのため年輪幅がほぼ均一に狭く構成されます。真円に近い丸太が多いのはこのためです。
均一で年輪幅が狭いぎゅっと締まった感じで強さが増します。
森林面積は全国的に一番少ないので丸太が多く出されるわけはありませんが、大阪は質の高い木の産地と言えます。

奥野さんの山の木ですでに乾燥している桧を測ってみると、なんと150いう数値が飛び出しまた。これには参加者・スタッフで拍手喝采。なんの種も仕掛けもなく、感動ものでした。奥野さん嬉しそうでした。

60度の中温乾燥釜を体験しました。高温で乾燥させますと、表面に割れが生じたり、表面だけが乾いた状態で中の含水率はあまり下がらない状態になってしまいます。樹種や厚みにもよりますが中温度で5〜10日程度かけてじっくりと乾します。
本当は天然乾燥が木にとっては一番良い方法ですが、納期がかかることと、ほぼ一定の乾燥度合が得ることが難しいために機械を使うことが近年多くなりました。
ちなみに桧よりも杉の方が倍ほど乾燥に時間が掛かります。そして、同じ杉でも木よって乾燥日数が異なることが多いようです。

山へ木を見に行くバスツアー2013 加工作業を見学した後、 最後に、希望者に丸太の輪切りを体験していただきました。お子さんや女性も含めほとんどの方が挑戦されたようです。ご自分切った輪切り丸太を組合スタッフに紙やすりで削ってもらってお土産にしてもらいました。おうちでコースタなどに使っていただけると思います。

会議室でアンケートに答えていただいて、質問タイムの後、帰路大阪市内へ向かました。
うっかりしたことで、おおさか木の家つくり隊のPRをあまりしていないことに気づいたので、 スタッフから説明しました。
「おおさか木の家つくり隊」は、国土交通省地域型住宅ブランド化事業という補助金事業がきっかけで昨年結成されました。大阪の木を使って質の高い住まいづくりをしたいというグループです。
メンバーには設計を担当する建築士事務所や施工部門の工務店が複数所属しています。供給部隊として今回訪問した大阪府森林組合も原木供給や製材の面で参加しています。また、加工を担当するプレカット工場、そして木材流通としての山忠木材が所属しています。現在、所属会社は12社です。
このようにグループとして一貫した流れで住まいづくりをしている仲間です。勉強会などを開催しながら技術の向上に励んでいます。

大阪市内へ到着したら、夕暮れをまわっていました。朝か晩まで長丁場ご一緒していただいた参加者の皆様、お疲れでした。 そして、ありがとうございました。新しい出会いに感謝します。住まいについてなにか御相談事などがありましたら、メンバーまたは事務局までご連絡ください。これからもお付き合いをよろしくお願いします。

山へ木を見に行くバスツアー2013 おまけ(バスツアーのあと打ち上げ&忘年会シーン)


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