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優しさ通信

その7 「高齢者の社会状況と環境について」

☆ 日本の総人口は、2004年(平成16年)に1億2,779万人でした。
☆ 2005年(平成17年)には、約2万人減り、以後徐々に減少しています。
☆ 2025年(平成37年)には、1億1,927万人になると推計されています。

☆ 2025年(平成37年)には、1億1,927万人になると推計されています。
☆ 高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合)は、20.2%です。
☆ 2013年(平成25年)には、25%、2023年(平成35年)には、30%を超えると推計されています。
☆ 2017年(平成29年)には、75歳以上の人口が、65歳以上75歳未満を上回ると推計されています。
☆ 世帯数は、2015年(平成27年)の5,048万世帯をピークに徐々に減少傾向と推計されています。
☆ 1世帯あたりの平均人数は、1955年(昭和30年)が4.97人でしたが、2015年(平成27年)には2.45人になるといわれています。
☆ さらに、高齢者のいる世帯の家族構成は、高齢者ひとりの世帯や、高齢者夫婦のみの世帯が高齢者世帯の過半数になるとされています。
☆ 「団塊の世代」が、2015年(平成27年)にすべて65歳以上になり、急激に老年人口が増えると予測されています。
☆ 2000年(平成12年)4月に、介護保険制度がスタートしました。
☆ サービス利用者は、当初149万人でしたが、2005年(平成17年)には337万人になりました。
☆ 制度持続のため、2006年(平成18年)、改正「介護保険法」が施行されました。
☆ 介護保険制度でのサービスのためには、要介護認定が必要です。
☆ 要介護・要支援者の2人に1人は、認知症高齢者といわれています。 ☆ 2002年(平成14年)時点で、要介護者314万人のうち、約149万人です。
☆ 2045年(平成57年)には、約378万人になるといわれています。
☆ 認知症高齢者は、約76万人が福祉関係施設に入院・入所しています。残りの約73万人が在宅です。
☆ 認知症高齢者グループホームが増加傾向にあり、2006年(平成18年)で8,000箇所を超えています。
☆ 20歳以上の国民を対象とした、2003年(平成15年)の「高齢者介護に関する世論調査」で、介護を受けたい場所は、「自宅」は44.7%、「特別養護老人ホーム等への入所」は33.3%、「有料老人ホーム等への住み替え」は9.0%です。
☆ 「自宅」と「施設」とは、ほぼ同じ結果が出ています。
☆ 「自宅」と回答した割合は、男性52.3%、女性38.6%です。 ☆ 男性の方が「自宅」での介護意識が強い傾向です。
☆ 2003年(平成15年)の調査によると、全世帯の持家率は61.2%です。
☆ 高齢者のいる世帯の持家率は84.0%で、かなり高い数字です。
☆ 高齢者の一人暮らし世帯の持家率は65.0%です。
☆ 住宅のバリアフリー化の状況は、1991〜1995年(平成3〜7年)の時期から急速に伸びている。
☆ これは、「長寿社会対応住宅設計指針」や「公庫住宅バリアフリー融資(バリアフリー住宅への基準金利の適用)」が影響しています。
☆ しかし、「手すり」「段差解消」「広い幅の廊下や建具」の3点すべてを装備した住宅は、全住宅の2〜3%にしかすぎないようです。
☆ 2003年(平成15年)時点で、日本の住宅のうち、木造住宅は約6割です。
☆ 2001年(平成13年)以降、バリアフリー化した木造住宅が急増しています。
☆ 日本の住宅のバリアフリーを阻害している要因は、床面に段差ができやすいこと。
☆ 住宅設計・建築は、尺貫法を基準にされています。そのため、メートル法に比べ、幅が狭く、高齢者や障がい者の生活に適していないといえます。
☆ 日本の住宅面積は狭く、一室あたりの面積も狭くなっています。
☆ ですから、寝具を布団からベッド変えたとき、夫婦2人がベッドで就寝することが、難しい場合が多くあるようです。
☆  通行幅やスペースがとれないことも多くあります。
☆  日本の生活様式として、畳など床へ座る習慣(床座)や立ち座りがあります。和式トイレや、和式浴槽をまたいで入る動作などです。
☆  日本の気候は高温多湿なので、古来から住宅も夏に合わせています。ですから、築年数の長い住宅は、冬の寒さに適していない住宅が多いかもしれません。
☆  高齢者にとって、室内の温度差が大きいのは不適当です。
☆  入浴中の死亡事故が日本に非常に多いのは、この原因が考えられます。
☆  認知症高齢者の症状度合いの区分別で、数の増えているのは、
☆  「自立度U」 ・・・ 見守りがあれば自立できる状態。服薬管理や金銭管理に支障があるが、誰かが注意していれば自立できる状態。      
    「自立度V」 ・・・ 着替え・食事・排泄などに介護が必要な状態。
    「自立度W」 ・・・ 常に介護が必要な状態。
    「自立度M」 ・・・ 在宅生活ができず、専門医療が必要な状態。
☆  2001〜2003年(平成13〜15年)の間に、新築やリフォームの時、バリアフリー化で多い順は、
手すりの設置 55.8%
段差のない屋内 53.8%
またぎやすい高さの浴槽 42.1%
廊下などが車椅子で通行可能 32.9%
通路から玄関まで車椅子で通行可能 19.5%
☆  平均寿命が伸びると、定年後の在宅生活期間も延長され、高齢になって自宅での生活を送る人も多くなっています。
☆  福祉施策も施設福祉から在宅での生活支援へと変わってきました。
☆  そのため、重度の障害を持つ高齢者も、在宅での生活が重視されてきました。
☆  改正介護保険制度により、介護予防・自立支援に重点が置かれるようになりました。
☆  バリアフリー化する場合も、「予防」という観点が必要だとおもわれます。
☆ 1960年(昭和35年)ごろから、平均世帯人数の減少傾向が表れ始めました。このことと、家庭内における介護力の低下は比例していると思われます。
☆  家庭内の事故発生率は、高齢者に限れば交通事故よりも高くなっています。
☆   最近では、浴槽内の溺死が増加傾向にあります。
☆   家庭内で起こりやすい事故は、落下型・接触型・危険物型に分かれます。
☆  2005年(平成17年)、家庭内事故死は12,781人です。
☆  65歳以上の人は、うち9,728人で、交通事故死は4,380人です。 高齢者にとって、家庭内で起こる事故死は、交通事故死の倍以上となっています。
溺死 33.1%
平らなところでの転倒 10.1%
階段での転落・転倒 3.5%
建物などからの墜落 1.7%
その他(窒息・火災・有害物質の中毒死など) 51.6%
☆ 寝たきり高齢者の多くは「寝かせきり高齢者」といわれているらしいのですが、生活の質(QOL)を向上させるためにも、介護力のアップが必要になります。
☆ 泌尿器系の疾患で、おむつの必要な高齢者は、使用者のごく一部だそうです。
☆ 生活を安全に送れるよう、住まいの環境を整備することが必要です。
☆ 住宅の環境整備は、高齢者や障がい者にとって、精神的な自立と生活全体の意欲につながるでしょう。
☆ それにより、介護者は、介護からある程度解放されるでしょう。 介護の有無や軽減は、家族関係の円滑化にも影響があるかもしれません。

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