その14 「バリアフリー工事の実施状況について」 ☆ 2025年には、3世帯に1世帯が65歳以上の高齢者世帯になる予測です。 ☆ 実施状況 アンケート件数443件 工事を実施 約33% 工事を実施していない 約66% 無回答 約1% ☆ 平成15年で一定のバリアフリー化が実施された実績は、29%です。 ☆ 住生活基本計画では、平成27年までに実施率を75%まで引き上げる目標です。 ☆ バリアフリー工事に関する助成制度の利用状況 (アンケート件数144件) 助成制度を利用した 約13% 助成制度を利用していない 約82% 無回答 約6% ほとんど利用されていない状況です。 消費者よりも事業者への周知徹底が必要では? バリアフリー工事内容について 210件を対象 すでに実施済み これから改善したい 必要ない 手すりの設置 41% 43% 16% 便所改良 33% 32% 35% 浴室改良 31% 40% 28% 屋内段差の改良 23% 49% 28% 引き戸の取替え 14% 24% 62% 廊下の拡幅 11% 13% 76% 階段の勾配の緩和 7% 20% 72% 床の滑り止めの設置 6% 40% 54% ☆ 「手すりの設置」は、比較的工事費が安価で、効果が目に見えやすいようです。 ☆ 「便所改良」「浴室改良」は、実際の生活に即していて、満足度が高いようです。 ☆ 「引き戸への取替え」「廊下の拡幅」「階段の勾配の緩和」は、間取りの変更を伴って、大規模工事の割りには効果が実感しづらい、費用面の問題からかもしれません。 要介護・要支援の家族の存在とバリアフリー工事の実施状況 ☆ 要介護・要支援の家族がいる家庭のバリアフリー工事実施状況(回答件数28件) 工事を実施した 約68% 工事を実施していない 約32% ☆ 要介護・要支援の家族がいない家庭のバリアフリー工事実施状況(回答件数410件) 工事を実施した 約30% 工事を実施していない 約70% ☆ 要介護・要支援の認定を受けている家族の存在が、バリアフリー工事の実施状況に大きく影響しています。 ☆ 助成制度がほとんど使われていないので、具体的な提案のできる事業者の育成が急務と思われます。 世帯主の年齢とバリアフリー工事の実施状況 443名にアンケート 世帯主の年齢 工事実施している 工事実施していない 39歳以下 約23% 約77% 40〜49歳 約24% 約76% 50〜59歳 約30% 約68% 60〜69歳 約38% 約62% 70歳以上 約44% 約54% ☆ 世帯主の年齢が高くなるにつれ、工事実施率が高くなっている。 ☆ 必要に迫られて実施される傾向。 世帯構成とバリアフリー工事の実施状況 世帯の構成 工事実施している 工事実施していない 平均年齢 配偶者と同居 約31% 約68% 56.8歳 子どもと同居 約28% 約71% 56.4歳 親と同居 約43% 約57% 52.5歳 (2009年9月16日 林業新聞社記事から抜粋) ←優しさ通信の目次 △ページの先頭
☆ 2025年には、3世帯に1世帯が65歳以上の高齢者世帯になる予測です。 ☆ 実施状況 アンケート件数443件