私たち山忠木材株式会社は、大阪府森林組合と連携しながら、大阪府内産木材の普及を積極的に進めています。
☆ 地域材
森林組合の積極的な活動に反して、大阪の建築用材としての木材の認知度は、他府県に比べてまだまだ低いようです。地域材の普及には、その街の材木屋が積極的にPRすることと私たちは考えています。
☆ 地産地消
国の政策による、国産材の積極的な流通と地域材を使った建築の推進の波に乗って、「地産地消」、つまり、地元の産物を地元で消費する動きが大阪でも行われるように私たちは願っています。
☆ 大阪河内桧
大阪府内では、南河内地域で良質の建築用木材が生産されています。大阪府森林組合には、「ウッドベースかわちながの」と呼ばれる河内長野市木材加工センターがあります。
大阪では他の地域と異なり、桧の立ち木の方が杉よりも多少多いと聞いています。他の地域は圧倒的に杉が多いのです。森林組合では、この大阪河内桧のPRを行っています。
☆ アンケート
私たち山忠木材も、この大阪桧に積極的に取り組もうと、平成20年にアンケート調査を行いました。一材木屋の調査ですので大々的にとは言えませんが、一般の方127名、建築業界の方42名の総数169名の方からご回答をいただきました。
「桧はお好きですか」との質問では、一般の方・業界の方ともに、品質の良さで大半の方が桧を支持しています。
「桧や杉で産地が大阪府であればいいな、と思われますか」との問いには、業界の方は産業活性化・環境順応性などの理由で75%が支持しています。しかし、一般の方は、肯定的な人は29%、否定的な人は28%とほぼ同数でした。産地に興味の無い方を合わせると、消極・否定派は71%でした。その理由として、品質面での不安と回答された方が45%ありました。
☆ 環境と活性化
つまり現状では、業界が大阪府内産材を勧めても、お施主様には受け入れられない可能性のほうが大きいことが伺えます。このことを変えていくためには、かなりのPRが必要です。環境への取り組みと地域の活性化のために、「地産地消」へのご理解を頂く運動を私たちは行います。
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